オーストラリア サファイアフォセキング体験について by Papagoite
文献にて調べたところ、オーストラリアは、サファイア採掘量世界第一位。かねてから自分の手で、宝石級の鉱物コランダムを採掘したかった私は、早速オーストラリア大使館観光課へ電話して資料を送ってもらいました。いろいろな資料を分析の結果、日本人の私でもサファイアを掘ることが出来るとわかりました。2年前に、新婚旅行をミャンマーやスリランカへ行こうと思っていましたが、この時の事を思い出し、オーストラリアへ新婚旅行とあいなりました。その日程の一部をサファイア採掘にしました。 |
まず、成田からブリスベンへ、乗り継いで一時間ほどでマッカイへ到着。その日はホテル【日本のホテルに比べて安くて広い豪華】で一泊して、鋭気を養い。翌日、ホテルロビーにて、手配していた女性ガイド【クリスさん】と会い、車にて目的地、サファイア【地名】へ出発。
途中から未舗装道路となり、途中で開拓者博物館やアンティークショップを観光しながら約6時間で目的地へ到着。さっそくサファイア採り開始。一時間後、妻が地元の人も驚く、大きなジルコンを見つけてその日は終わりました。
写真は、サファイア地方を丘から撮ったものです。カンガルーも住んでいます。
ガイドの話によると、この地に日本人が来ることは、初めてじゃないかということを聞きました。ところで私は、日本でもかなりの回数鉱物採集に出かけましたが、その度に同行した人が良いものを探すという憂き目にあっているため、今回も妻が地元で15万もする大きなジルコンを採ったので嫌な感じがしましたが、その日は、ガイドの別荘へ泊まり【ここでは、宿がない】オーストラリアらしい自然の中で、明日に期待しながら寝床につきました。
個人の採掘現場風景。
翌日は、朝から採掘して回り、私も納得するサファイアの原石を見つけました。この時の感動は未だ忘れることが出来ません。その翌日、個人の坑道に入らせてもらったり、企業の採掘現場を見学しました。大型の機械で、規模も車で見学するほどの広大な土地でした。一日の採掘したサファイアを見せてもらいましたがすごい量でした。その夜は、なかなか眠れず、夜のカンガルーの声を聞きながら、満天の夜空を眺めました。翌日、ガイドの経営する動物園へ行き、コアラや貴重な動物と遊びながらツアーは終了しました。
この写真は、妻と私が採った原石と、それを私が研磨してジュエリーにしたものです。
その後、ゴールドコースト、シドニーと観光コースを旅して帰国しました。
シドニーの本屋で、鉱物関係の本を買いましたが、その本にはオーストラリアの個人で採掘できる鉱物のすべての案内が載っていました。
簡単にいいますと、ダイア、ガーネット、サファイア、ルビー、オパールなど宝石から、鉱物マニアの喜ぶ記載がありました。オーストラリアは、まさにストーンハンティングのメッカです。現地では、フォセキングといって宝石原石や鉱物を採ることが市民権を得ており、子供から老人まで気軽に出来る土地柄でした。他の宝石産出国などから比べるとオージーらしい国民性の違いだと感じました。とは言っても、マナーは大切です。それに州によって採掘権【日本人に与えられる一時的なもの。採掘場所の近くのストアーなどで豪5ドルぐらいで買えます。】の必要なところもあります。
また、私の行った場所は、私が計画したオリジナルのツアーでしたが、各種のフォセキングツアーもあります。詳しくは、インターネットで調べられるはずです。オーストラリアのこうしたツアーに掛かる金額は、日本に比べて大変安くすみます。治安もハワイより数段良いと感じました。あまり公にしたくない情報ですが、ぜひストーンハンティングの好きな方はトライしてみてください。オーストラリアは、広いので十分に余裕を持ったプランを立ててください。