柳新田の輝沸石(新潟県東蒲原郡阿賀町柳新田)

花粉の季節が終わり、鉱物採集に最適の季節になりました。いてもたってもおられず、産地の資料もそこそこに、とりあえず新潟県の沸石を探しに新幹線に乗りました。

5/30(木)
  朝8時半、燕三条駅から三川インター方面に越後平野を横切って進みました。途中、谷から吹いてくる強風で要注意の場所がありました。阿賀野川をさかのぼり、途中から中ノ沢川に沿って上流の宿に向かいます。手前で林道に入り、少し進んで沢に降りて、球果の中の輝沸石を探しました。ところが球果自体ほとんどありません。1時間探しましたが絶望的でゴルフ大のメノウを見つけたのでそれでよしとしました。
  昼食後、近くの柳新田に行きました。保養センターを目指して進み、そこから柳新田の部落に入りました。そこには10数匹のサルが我が物顔で道路に出てきていました。部落を抜けた所のがけ下に落ちた石を、一つ一つ丁寧に見ていきました。小さいながら、ポツポツと紅色の輝沸石がついていました。 輝沸石 透明や白色であれば標本にはちょっと...の大きさですが、朱色の場合まあいいか...となります。有名産地で多くの人が取っていった後ですが、小さいながら見つけることができて良かったです。
 翌日は、雨のため予定していた間瀬の採集は中止となりました。
  

 
 
 

(令和6年)

参考図書         水晶 第30号 鉱物同志会
    

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