アルマデン鉱山(スペイン)見学
by 松村 剛
スペイン旅行のついでに、適当な鉱山見学を探していると、MILFLORESさんの旅行ブログ
「水銀鉱山の村 アルマデン=鉱山ツアー」
を発見。旅行に繰り込みました。
3月17日(水)
アルマデン鉱山(スペイン)
アルマデンはマドリードから南にAVE(新幹線)で1時間のシウダレアルから、バスで南西に2時間の位置にあります。旅行日程とバスの時刻表から、シウダレアル朝6時45分発、アルマデン2時半発の日帰りとしました。
早朝、ホテルからタクシーでバスターミナルへ。まだ日の出前で暗い中、ほぼ定刻通りバスは出発しました。行程のほぼ半ばで朝日が差してきました。
アルマデン到着後は、ゆっくりと坂を上って鉱山に向かいました。今の時期、ツバメがたくさん飛んでいます。周りは石灰岩台地特有の白い岩が点在する乾燥した半牧草地で羊が草を食べているような農村です。
9時半に受付に行ったところ、10時半に来てくれという。付近を散策して1時間後に入場しました。ゆっくりじっくりのんびりと展示の説明や設備などを見ていると、11時になって15人ほどのご婦人方が来園。この一団と一緒に地下鉱山を巡ることになった。ガイドと共に地下坑道へ。
この鉱山の難題は水対策だったようで、排水設備などが見られます。その動力としてロバを使った大きな巻き上げ機がありました。国民性か、ガイドとお客さん達のお喋りの長いこと。すごくスローな進行です。一通り地下でのの説明の後、畜電車で地上に。最後まで稼働していた精錬施設を横目で見ながら、博物館へ。博物館には、辰砂の結晶や水銀の用途などの説明展示がありました。
最後はショップに。おみやげに肉眼大の結晶のついた頭ほどの辰砂が三千円。お買い得だけど持っては帰れない。小さな辰砂を買いました。
結局、巡回にかかった時間は三時間。バスが出発する時間が迫っていて、闘牛場や鉱山病院などの見学は不可能になりました。
という訳で、アルマデンを見学するのであれば一泊することをお勧めします。また、基本的に集団を組んでガイドするので人での多い休日がいいと思います。
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