平岩鉱山の蛍石
(岐阜県武儀郡上之保村)
平岩鉱山は、かつて日本最大規模の蛍石鉱山でしたが、(中略)1970年代はじめ閉山となりました。(「東海鉱物採集」より)
11/11(土)
東海北陸自動車道を美濃インターで下り、美濃市駅側を通って山越えの道を武儀町へ向かいました。ところが途中道路工事のため全面通行止め。やむなく山の中を元の国道方向に向かい北上。美並インター手前から野々倉経由で南下する道を選びました。やっと峠を越えて野々倉にたどりついたものの先は全面通行止め。案内に沿って峠に引き返し、町道を通って小那比から南下しました。この道は快適で、道なりに進むと左に「日本教本部」の建物があるT字路に行き当たります。この道をを左に取り、金山に向かって進みます。しばらく進むと左に上之保東小が見え、そこで右に架かる橋を渡りました。直ぐに車両通行禁止の標識があり、歩いて鉱山跡に向かいました。右側にズリが見えるので直ぐにわかりました。
「ガイド」の通り左側のズリ石は細かく砕かれています。表面に目を凝らすと色ガラスのように輝く1cm前後の単独の蛍石が見えます。また、石英を手に取るとその中に埋まっているものもあります。今秋は雨が多いのできれいに表面が洗われていて見つけやすかったようです。約2時間採集しましたが、色は無色、淡緑色がほとんどで淡紫色がわずかという結果でした。残念なことにきれいに結晶形を表したものは見つけられませんでしたが、周りの紅葉の景色に十分満足しました。たどり着くのに時間を使いすぎ、急いで帰路につきました。また、通行止めを心配しましたが、関市に南下する道はよく整備された舗装道で渋滞をのぞけば快調でした。
(平成12年)
参考図書 東海鉱物採集ガイドブック (七賢出版)
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