腰岳のカラス石
(佐賀県伊万里市腰岳)
「地球の宝探し」(絶版) のコラム記事に伊万里市腰岳のカラス石について書かれていたので、少しネットで調べてみると、腰岳周辺一帯にあるようです。伊万里駅から、「トラピスチヌ修道院」経由で、頂上目指してハイキングすることにしました。
4/6(日)
朝早く伊万里駅に着いたので、少し回り道して、国見台公園の桜見物に出かけました。昨日今日と暖かいのですが、まだ2分咲というところ。公園裏の道に沿って元に戻り、セブンイレブンのところから山道を登り始めました。 分岐点には、「トラピスチヌ修道院」の指標があるので安心でしたが、ポカポカ陽気で、ジャンパーもベストも脱ぎ捨てて汗だくになりながら登りました。ところが、20分、30分と急坂を上るもいっこうにたどり着かない。何度か木陰で小休止をとりながら登りました。途中、菜の花畑のいい匂いを嗅ぎながら、遠景を楽しみました。 修道院に近づくころには道端に指先ほどの大きさの黒曜石が散らばっているのが目につくようになりました。
さて、修道院に到着。わきの道を少し登ると山頂に繋がっていそうな小道が。迷わず進みました。そこは植林されたスギ林で、地面にはボタ山のようにこぶし大の黒曜石がゴロゴロ。ただ小道は植林作業時のもので登れども登れども頂上にたどり着かない。邪魔な下草をどけると積もったスギの花粉が埃のように舞い上がる。万事休す。 登頂を諦めて修道院まで戻りました。ちょうど正午の鐘が鳴り、ランチにしました。
登ってきた路の記憶をたどりながら下山するも、方向音痴が災いし、たどり着いたのは夫婦石駅の近くでした。降りる途中分かったのですが、畑の畔にたくさんの黒曜石が集められています。鍬を入れるとき邪魔になるのだと思います。これも採集の目安になるかと思います。
PS 高島の橄欖石と馬渡島のアノーソクレース
前日、7時50分発の定期船で高島の橄欖石採集に行きました。東岸の浜を散策しながら黄緑色の石を探しました。玄武岩に捕獲されてるのを採集しました。
その後、今まで避けていた馬渡島に行きました。港から塩谷ノ浦まで、20分急坂を上り10分急坂を下る道のりでした。アノーソクレースは3o程度の小さいものしか残っていません。しかも、ちょうど満潮のためあまり先には行けませんでした。
(平成29年)
参考図書 地球の宝探し全国鉱物採集ガイド (海越出版社)
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