入島の斧石(静岡県静岡市葵区入島)

入島の斧石に関して、ウェブ上に静岡大学の研究報告書がPDFファイルとして掲載されています。 表1から奥の沢や瀬戸沢で斧石が多く出たようです。 20年前に現地に行き、安部川の河原で石英中の小さな斧石を採集しました。 今回、紅葉と温泉を楽しみに行ってみました。

11/16(火)
   朝8時半、静岡駅前を梅ヶ島に向かって出発、約1時間半で入島集落に到着。 集落内の細い道を上って、奥の沢の中流を渡る手前の空き地に駐車しました。 沢の上流に見える砂防ダムを2つ越え、たくさんの石がたまっている場所に降りてみました。 目印は石英や方解石の白い石です。が、いろいろひっくり返しても、斧石が見つからない。 20分ばかりたったでしょうか、ソフトボール大の緑色岩の中に紫色の餡が詰まっているような石を発見。まぎれもなく斧石です。 結晶面が光っているところもあります。今回の標本はイメージしていたものと違い、方解石が少し混じっているだけでした。 ともかく、予想外の大きな斧石が取れたので、割ることも止めて、これにて採集は終了。斧石
    時間が余ったので、口坂本のクロム白雲母入りマグネサイトを取りに行きました。細い道をくねくねと進むこと1時間、温泉浴場に到着。 平日にかかわらず、20数台の車が駐車している。なかなか人気があるようだ。 早速河原に降りたが、目当てのものらしきものが見当たらない。仕方がないので、上流の砂防ダムまで歩いて、河原の石を探す。 が、まったくそれらしきものがない、約1時間捜し歩いたが見つからないのであきらめて、湯に入った。 お湯は温めで、肌がつるつるする。いい気分で帰路に就きました。
  

 
 
 

(令和3年)

参考図書         静大研究報告書「瀬戸川帯静岡市二王山周辺域に産する斧石、ダトー石」
    

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