| 尾平鉱山は錫や銅、鉛、亜鉛などを採掘した鉱山で、古くからたくさんの人によって変化に富んだ鉱物が採集されてきました。山深いところで現在では人家はほとんど残っていません。今回はハジカミ谷と銀じきに行って来ました。 |
結局、30分余り悪戦苦闘しながら上り続け、やっとのことで県道にでたのです。それから県道を歩いて元の神社まで下ったのですが、これに30分かかりました。
またまた懲りずに上の県道に向かって地面を探りながら上っていきました。どうも引き返せないのは習性のようです。ガードレールが見え、いよいよ終わりかと思い始めたった時、植林された道沿いに石を割った跡が見つかりました。よく見ると、その一帯ズリがたくさんあります。飴色の石榴石や灰緑色の灰鉄輝石、黒色柱状の珪灰鉄鉱、そして紫褐色ガラス光沢の斧石が見られました。一通り採集した後、県道に上がりました。結局、ズリへは、県道の方から下りた方が遙かに近道でした。県道からの地図を載せておきます。ここから神社までまた県道を30分かけて下りましたが、今度は「やった」という満足感に満たされ、夕暮れの祖母山系を眺めながら下りることができました。
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