砂金に魅せられて
( 北海道宗谷地方の砂金)
8月6日
午前中に羽田を発ちJASで旭川へ。旭川空港でレンタカーを借り、旭川駅前のホテルにチェックイン。その日はのんびりと町中を歩き、ビヤガーデンに立ち寄って夕食を兼ねる。さすがに北海道の夕暮れは寒い。
8月7日
9時旭川を発って、一路、中頓別町を目指して国道40号線を北上する。昼前に中頓別のペンチャン砂金体験場に到着。早速、長靴とパン、ざる、スコップを借りて川に下りていく。入場料は無料。道具を借りて500円。安い。すでに10人ぐらい川の中でがんばっていた。自分でこのあたりに砂金が埋まっていそうだと思うところを推理しながら川底を掘る。パンに底の砂を入れて揺すっていくのだが、結構小粒ながら砂金がとれる。約1時間で昼になったので、途中昼食場所を探しながら、次のウソタン砂金公園に行く。こちらも500円だが、パンでなく「ゆり板」という昔から北海道の砂金取りで使っていた物を使う。これには参った。要領が悪いのか、腰が痛くなって困った。休憩を入れながら1時間で終了。ペンチャン砂金体験場に戻って夕方まで砂金取りを満喫した。この日は豊富 温泉に宿泊。かにがおいしかった。
取れた砂金
8月8日
今回の目的を達したので(単純?)ゆっくりとドライブすることにした。サロベツの湿地帯に行って青や黄色の花(名前が分からない!)を見物し、海岸線に沿って北上し、宗谷岬に行った。あまりの寒さに、稚内で長袖のトレーナーを買う。途中看板がでていた湿地帯などを見物しながら温根湯温泉へ。国道238号線は海岸に沿っていてとてもいい気持ち。ところが、温泉にこだわってここに決めたのだが、紋別市からかなり遠く、着いたのは夜の8時頃。疲れた。宴会で騒がしいのもしゃくだった。
8月9日
このあたりは辰砂が取れた鉱山がたくさんあったはず、との記憶に、いろいろ聞いて回った。確かに昔、小規模の鉱山がたくさんあったようだが、案内されていって見たところは牧場。結局分からなかった。下調べをしないで行くとろくなことはない。と、いうわけで、きゅうきょ、観光に切り替え、層雲峡に行く。途中、立派なイトムカ鉱山跡(立入禁止)があった。層雲峡でロープウエイに乗り、昼食のそばを食べて旭川へ帰ってきた。飛行機の出発時間まで、土産物屋で時間をつぶし、レンタカーを返して帰途についた。
(平成10年)
参考ガイドブック:フィールド版鉱物図鑑(著者 松原總 丸善)
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