鳥加郷の磁鉄鉱(長崎県西彼杵郡西彼町鳥加郷)

長崎県西彼杵一帯には古い変成帯があり、大串郷や鳥加郷は片岩や蛇紋岩に伴う多くの鉱物を産出し昔から有名だったところです。現況を確かめようと行ってみました。

1/3(水)
 西海橋を渡って長崎方面に206号線を進みます。強風波浪注意報の出された日なのに湾内は全くの凪で暖かでした。大串を過ぎると約2キロで鳥加川そばに鳥加バス停があります。そこを右折し川沿いに上流に進みます。5本目の橋を渡ると直進せずにすぐ左に山道を登る狭い坂道を登っていきます。磁鉄鉱
 
  約1,3キロあたり右がわに鎖が張ってあり「危険につき立入禁止」の札がかかっています。たくさんの人が掘り進めたため数本の木の根っこあたりが空洞になっています。そこまで近づかなくても緑泥石についた最大5ミリ程度の磁鉄鉱は拾えます。黒色、正8面体のかわいらしい良品です。
 武石を求めて藤原に行ってみましたが、産地を見つけられませんでした。この後、山越えの道をそのまま長崎方面に進み琴海町松ノ迫に行ってみましたがめぼしいものは見つけられませんでした。
 

(平成13年)

参考図書         鉱物採集の旅 九州北部編 (築地書館)
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